## 概要
Bizメール&ウェブ プレミアム r3 では、コントロールパネルから WordPress の自動インストールが利用できる。
ただし、この方法は **サイト全体を WordPress として運用する場合** を前提としている。
そのため、以下のような構成にしたい場合は、**WordPress を手動でインストールする必要がある**。
* トップページは静的サイトで運用する
* `/wp/` などのサブディレクトリ配下に WordPress を設置する
例:
* `https://example.com/` は静的サイト
* `https://example.com/wp/` に WordPress を設置
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## 手動インストール手順
### 1. データベースを用意する
WordPress 用のデータベース接続情報を準備する。
#### 注意点
Bizメール&ウェブ プレミアム r3 では、契約環境によっては **`CREATE DATABASE` 権限が付与されておらず、新しいデータベースを自由に追加できない** 場合がある。
そのため、1契約内で複数の WordPress を運用したい場合は、**同一データベース内でテーブルプレフィックスを分けて共存させる**運用になることがある。
`wp-config.php` の例:
“`php
$table_prefix = ‘wp_site2_’;
“`
#### 補足
既存の WordPress と同じデータベースを使う場合は、**プレフィックスの重複を避けること**。
重複すると、既存サイトのテーブルと干渉するおそれがある。
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### 2. WordPress 本体を取得する
WordPress 公式サイトから最新版を取得する。
* WordPress公式サイトからダウンロード
* 展開したファイルを、公開ディレクトリ配下の任意のフォルダへ配置する
例:
* `/usr/ユーザー名/www/ドメイン名/wp/`
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### 3. `wp-config.php` を作成する
`wp-config-sample.php` をコピーして `wp-config.php` を作成し、以下を設定する。
* データベース名
* データベースユーザー名
* データベースパスワード
* データベースホスト
* テーブルプレフィックス
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### 4. WordPress 配下の所有者を確認・変更する
Bizメール&ウェブ プレミアム r3 では、**手動アップロードした WordPress 配下のディレクトリやファイルの所有者によっては、画像アップロードや記事保存が正常に行えない** 場合がある。
特に、以下のような症状が出る場合は、所有者不一致を疑う。
* メディアアップロード時に `wp-content/uploads/2026/03` などのディレクトリを作成できない
* 投稿保存時に「返答が正しい JSON レスポンスではありません」と表示される
* `wp-content/uploads/` が自動作成されない
#### 対応方針
WordPress 配下、または少なくとも `wp-content` 配下について、**Web サーバー実行ユーザー側で書き込み可能な所有者へ変更する**。
#### 変更方法
Bizメール&ウェブ プレミアム r3 のコントロールパネル上部にある **「ファイル」メニュー** からファイルマネージャーを開き、対象フォルダの所有者変更を行う。
対象パスの例:
“`text
/usr/ユーザー名/www/ドメイン名/WordPressフォルダ/
“`
#### 注意点
所有者変更を行う際は、**必ず対象の WordPress フォルダの中に入ってから操作すること**。
たとえば、
“`text
/usr/ユーザー名/www/ドメイン名/
“`
の階層で `WordPressフォルダ` にチェックを入れて所有者変更を実行すると、意図したフォルダではなく、**現在開いている親ディレクトリ側に対する操作になる** 場合がある。
そのため、以下のように操作する。
1. `WordPressフォルダ` まで移動する
2. そのフォルダを開いた状態で所有者変更を実施する
#### 補足
FTP クライアント上では、Web サーバー側所有者の UID が **48** と表示されるケースがある。
ただし、**Bizメール&ウェブ プレミアム r3 において UID 48 が常に Apache / PHP 実行ユーザーを意味するかは未確認** のため、環境差異がある可能性に注意すること。
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## パーミッションの目安
一般的には以下を目安とする。
* ディレクトリ: `755`
* ファイル: `644`
ただし、**パーミッションが 755 でも、所有者が適切でなければ WordPress から書き込みできない** 場合がある。
そのため、問題切り分け時は **パーミッションだけでなく所有者も必ず確認すること**。
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## `uploads` フォルダについて
手動インストール直後の WordPress では、`wp-content/uploads/` フォルダがまだ存在しないことがある。
これは必ずしも異常ではなく、通常は初回アップロード時に自動作成される。
ただし、以下の場合は問題となる。
* `uploads` フォルダが存在しない
* かつ、WordPress が `uploads/年/月` を自動作成できない
この場合、主な原因としては以下が考えられる。
* `wp-content` 配下の所有者不一致
* `wp-content` 配下への書き込み権限不足
* サーバー側制限
* WordPress 側のアップロードパス設定異常
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## よくあるトラブル
### 画像アップロード時にディレクトリ作成エラーが出る
例:
“`text
ディレクトリ wp-content/uploads/2026/03 を作成できません
“`
#### 主な原因
* `wp-content/uploads` が存在しない
* `wp-content` または `uploads` の所有者が適切でない
* WordPress から書き込みできない
#### 対応
* `wp-content/uploads` を手動作成する
* `uploads` および `wp-content` の所有者を確認する
* パーミッションを確認する
* 必要に応じて `wp-config.php` でデバッグログを有効化する
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### 投稿保存時に「返答が正しい JSON レスポンスではありません」と表示される
このエラーは、Gutenberg や REST API の不具合に見えるが、実際には **画像アップロード失敗や PHP エラーの副作用** で発生することがある。
#### 主な確認ポイント
* `wp-content/uploads` が書き込み可能か
* `functions.php` やプラグインで PHP Warning / Fatal が発生していないか
* `wp-content/debug.log` にエラーが出ていないか
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## デバッグログの有効化
必要に応じて `wp-config.php` に以下を追加する。
“`php
define(‘WP_DEBUG’, true);
define(‘WP_DEBUG_LOG’, true);
define(‘WP_DEBUG_DISPLAY’, false);
“`
ログ出力先:
“`text
wp-content/debug.log
“`
画像アップロードや投稿保存を再実行した後、`debug.log` を確認することで原因特定がしやすくなる。
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## まとめ
Bizメール&ウェブ プレミアム r3 で WordPress をサブディレクトリ配下に設置する場合は、手動インストールが必要になる。
このとき、**DB の扱い** と **WordPress 配下の所有者設定** に注意すること。
特に、画像アップロードや投稿保存で問題が発生した場合は、以下を優先的に確認する。
* `wp-content/uploads` が存在するか
* `wp-content` 配下の所有者が適切か
* ディレクトリ / ファイルのパーミッションが適切か
* `debug.log` にエラーが出ていないか


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