適用基準
結論
フォントサイズ変更の「小」「中」「大」ボタンには適用しなくても問題ありません。
3.3.2の概要
WCAG 2.0の達成基準3.2.2「入力時」については、ユーザーが入力を行う際に予期しない変更が起こらないようにするための基準。
達成基準3.2.2の主な要点は以下の通りです:
- 対象: フォームコントロールやその他のインタラクティブな要素
- 目的: ユーザーが入力や変更を行った際に、予期しないコンテキストの変化(例えば、ページの自動リダイレクトや新しいウィンドウの開閉)が発生しないようにすること
フォントサイズ変更のボタンについて
「小」「中」「大」のボタンでフォントサイズを変更する場合、そのボタンはユーザーインターフェースの一部ですが、通常はフォームコントロールとはみなされません。また、これらのボタンをクリックした際に、単にフォントサイズが変更されるだけで、ページのコンテキストが予期しない形で変更されることはありません。
したがって、以下の理由から達成基準3.2.2はこれらのボタンには適用されないと考えてよいです:
- フォントサイズ変更のボタンはフォームコントロールには該当しない。
- フォントサイズ変更はユーザーにとって予期される動作であり、予期しないコンテキストの変化を引き起こさない。
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