GAS(Google App Script)から送信するFromのメアドをGmail以外にする | クズリーマンのカス備忘録

GAS(Google App Script)から送信するFromのメアドをGmail以外にする

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AIだぁ。
2025年8月5日時点でまだ実際に試していない。

GAS でも独自ドメインを From: に設定できる?

できますが 条件付き です。仕組みを押さえておくと誤動作を防げます。

① Gmail 側で「送信エイリアス」を登録する

  1. Gmail 右上の歯車 → 「すべての設定を表示」。
  2. 「アカウントとインポート」タブの
    「名前」セクションで [他のメールアドレスを追加] をクリック。
  3. 「名前」「メールアドレス」に 独自ドメインのアドレス を入力。
    – SMTP 情報を求められたら、そのアドレス用の外部 SMTP サーバーを登録。
  4. 確認メール内のリンク/コードで認証すると、アドレスが 確認済みエイリアス になります。

ここまでができていないと、Apps Script から from: を指定してもエラーまたは無視されます。

② Apps Script で from オプションを付与

const options = {
  from: 'support@example.com',      // 手順①で登録したエイリアス
  name: 'サポート窓口',             // 差出人名
  replyTo: 'no-reply@example.com'    // 任意
};

GmailApp.sendEmail(
  'user@example.net',
  '【予定】サービスメンテナンスのお知らせ',
  'テキスト本文',
  options
);

ポイント
GmailApp.sendEmail() を使う(MailApp では from を受け付けない)。
from に指定できるのは GmailApp.getAliases() が返す値=確認済みエイリアスのみ。
– トリガー実行でも同じ Google アカウントの権限で送信されるため、手動実行で動いてもトリガーで動かないときは権限を再確認する。

③ 制限と注意点

制限 内容 / 回避策
日次送信上限 Google Workspace Business Standard で 1,500通/日/ユーザー。大量送信が必要なら AWS SES 等へ切り替えを検討。
SPF/DKIM 整合性 SMTP を外部にすると SPF がずれることがある。独自ドメイン側で include:_spf.google.com を追加するなど整備が必要。
スパム判定 Gmail からの代理送信は一部メールサービスで迷惑メール扱いされやすい。テスト送信で到達率を確認。

まとめ

  1. エイリアス登録+確認 を行えば、GAS からでも Gmail 以外の From: アドレスで送信可能。
  2. スクリプト側は GmailApp.sendEmail()from オプション を使う。
  3. 上限や到達率に不安がある場合は、将来的に Amazon SES など配信専用サービスへスムーズに乗り換えられる設計 にしておくと安心です。

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